学習院 正門

二十一世紀をきりひらく学習院 学習院

 
CONTENTS 「学習院」の魅力を語る
【Vol. 1】オリンピックと学習院
外務大臣 麻生太郎氏 × 学習院長 波多野 敬雄 (2007年8月2日掲載)

【Vol. 2】ベンチャースピリットと学習院
セコム株式会社 取締役最高顧問 飯田 亮氏 × 学習院長 波多野 敬雄 (2007年8月21日掲載)

【Vol. 3】国際人と学習院
ユネスコ事務局長 松浦 晃一郎氏 × 学習院卒業生 磯村 尚徳氏 (2007年9月27日掲載)

【Vol. 4】俳優人生と学習院
俳優 児玉 清氏 × 学習院大学長 福井 憲彦 (2007年10月19日掲載)

【Vol. 5】個性と才能が伸びる学習院・たとえば… 【NEW!】
作家 塩野 七生氏 × 学習院長 波多野 敬雄 (2007年12月14日掲載)
   
平成20年度(2008) 学習院(大学・女子大学・高等科・中等科・女子中等科)入試情報
俳優人生と学習院

児玉清氏
児玉清氏

福井
 児玉さんは本大学のドイツ文学科を卒業された後、すぐに東宝ニューフェイスの試験に合格されて映画俳優となり、その後に知性派のテレビスターとして活躍してこられました。現在までのほぼ半世紀の足取りをご自身で振り返ったエッセー集『負けるのは美しく』(集英社刊)では、人柄の温かみが伝わるすばらしい筆の冴えも見せておられますね。

児玉
 現在の学習院大学の就職状況はすばらしいようですが、当時は社会状況が現在とは違っていましたし、俳優になったのはいわば偶然も作用しためぐり合わせなんです。

福井
 演劇は学生時代からですか。

児玉
 ええ。それに面白い体験もしました。たまたま一学年上のフランス文学科の学生に、現在は大学名誉教授になっておいでの篠沢秀夫先生がおられて、ラシーヌの『ブリタニキュス』をフランス語で上演したいから、その主役を私にやれという。ドイツ語はともかくフランス語なんてまるでできなかったんです(笑)。音で聴いて必死でせりふを覚えて、観劇したフランス人からもほめられました。こうした学生同士の和気あいあいとした付き合いというか、切磋琢磨が、結果としてその後の私の俳優人生にもおおいに意味があった、と思っています。

福井
 大学生活は、もちろん専門の勉強はしてもらわなければいけませんが、クラブ活動であるとか学生同士の付き合いを通して、「人としての生き方」とか「人を思いやる力」をつけてもらう、そういう場だと思っています。

児玉
 学生同士の距離も近かったのですが、学生と教師との距離も近かった。学科の先生方からはたいへん厳しく指導されて、はじめはなんて怖いんだろうと思ったのですが、実に良く学生一人ひとりを見てくれていることが、後になって分かりました。言葉を大切にする感覚や、英語のハードカバーで小説を読む楽しみも、こうした大学時代の経験がもとになっている、と思っています。また、学習院独特の落ち着いたキャンパスの雰囲気も好きでした。そういった点はずっと変わらずにいて欲しいですね。

福井
 少人数教育の良さですね、学生一人ひとりを良く見た教育がしっかりできるというのは。今でもその基本は変わりませんし、変えてはならないと思っています。
 
(現在ではドイツ文学科はドイツ語圏文化学科、フランス文学科はフランス語圏文化学科に改編されています。)

対談する児玉清氏と福井憲彦常務理事(11月11日大学長就任予定)

(2007年10月19日 朝日新聞東京本社版朝刊、読売新聞東京本社版朝刊掲載)


福井憲彦
福井憲彦
平成20年度(2008) 学習院(大学・女子大学・高等科・中等科・女子中等科)入試情報

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制作 :大学通信
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