
ハイレベルな教育

武蔵野大学は1924年、文化勲章受章者・高楠順次郎博士によって開設された学園を基にスタートし、単科大学として長い歴史を築いてきました。しかし、時代のグローバリゼーションに対応すべく、1998年に現代社会学部(現・政治経済学部)を創設して以来、学部学科の改組・新設を展開し、現在は人文・社会・医療系の6学部10学科・専攻を擁する総合大学となっています。薬剤師国家試験合格率では、首都圏の大学で2年連続2位という成績を収め、2010年度からは全学共通のカリキュラム「武蔵野BASIS」がスタートするなど、教育内容もますます充実しています。2012年度には東京・臨海副都心に「有明キャンパス」のオープンを予定するなど、21世紀の“都市型大学”を目指して、さらなる発展・充実を目指しています。
建学の精神を受け継ぎ
社会の要請に応える改革
薬学部・看護学部の医療系学部や環境学部等、時代のニーズを的確に汲んで改革を実行してきた武蔵野大学。経済誌の大学ランキングでもベスト10に入るなど、その改革力が注目されています。
寺崎修学長は「本学の創立者高楠順次郎博士は、国家も個人も理想を持つことがいかに大切かを力説しています。1998年に現代社会学部を創設してからは、学部学科の新設・改組に積極的に取り組んできました。そのいずれもが、政治・経済のめまぐるしい変化と、社会の急速なグローバリゼーションに対処した、時代を先取りしたものにほかなりません」と話します。
2010年度からは、政治経済学研究科と環境学研究科、看護学研究科の3つの大学院がスタートするなど、「新たな歴史を創り続ける大学」としての発展と改革への挑戦が続きます。
発展する臨海副都心へ
「有明キャンパス」オープン
武蔵野大学は2012年、東京・有明に「有明キャンパス」(1) を開設します。今後大きな発展の可能性を秘めた臨海副都心に立地する有明キャンパスは、国際展示場などの国際的な施設や日本を代表する企業、ホテルなどに囲まれ、最先端の情報に触れることができる環境に恵まれています。
ここに英語・英米文学科、政治経済学科、人間関係学科、環境学科(環境学専攻)の4学科が移転する予定です。「都市型キャンパス」のメリットを活かして、プロジェクト授業を実施したり、都心の企業、ホテルなどと連携したインターンシップ、大学院・研究所を中心とした産官学連携による研究活動を行うなど、ビジネスの最前線での教育研究を推進するのが目的です。
空の玄関である羽田、成田空港に近く、海外からの教員・研究者の招請、留学生との交流など、世界とのネットワークを活発化して国際化を図ることも視野に入れています。
全学共通基礎課程の
武蔵野BASISがスタート
有明キャンパスの開設に先立ち、武蔵野大学では2010年度から「武蔵野BASIS」と名付けた新カリキュラムを実施します。全学共通基礎課程で、1年次に全学の学生が武蔵野キャンパスで学ぶのが特徴です。寺崎学長は「人文・社会・医療系のさまざまな志向性を持った学生が1つになって学び、グループワークやプレゼンテーションを行う授業があるのが特徴です。すべての学部の1年生が学部の垣根を取り払って学ぶことで、視野も広まり、キャンパスライフの面からも有機的なつながりができてくるのです」と、そのコンセプトを説明します。
同カリキュラムでは「心とからだ」「学びのスキル」「外国語」「自己理解・他者理解」の4つの基礎力を磨き、2年次以降の学びだけでなく、“生涯にわたる学び”を支える能力の獲得を目指しています。
それは、高校までの“あらかじめ決まっている答えを導き出す学び”とは異なり、「未知の解」を見つけ出す学びであり、絶対唯一の答えがない中で、最善の策を模索する学びであるといえます。そのため、広い視野の涵養、世界を知るための言語・コミュニケーションスキル等の修得が重要となりますが、そのための礎(いしずえ)となるのが「武蔵野BASIS」なのです。
このように、全学生が武蔵野BASISを共に学ぶことで、武蔵野大学の基本目標(2)を理解し、共通のアイデンティティと連帯感を醸成します。
薬剤師国家試験合格率2位
社会福祉士国家試験で1位
薬学部薬学科は、2008年3月と翌2009年3月に行われた薬剤師国家試験において、首都圏(1都7県)の大学で合格率が2年連続第2位となる高い実績を上げました。さらに2009年3月卒業の学生のうち3割以上が大学院進学を果たしました。これは、国家試験対策を強力にサポートする「薬学教育支援センター」を設置し、1年次から長期戦略による対策プログラムを実施しているのをはじめ、各教員が8~9名の学生に対してきめ細かい個別相談に応じるなど、丁寧な進路支援を実践しているためです。
また、薬学部の設置に先立ち、2003年には「薬学研究所」を開設。最先端の研究を行うだけでなく、その研究成果を授業にフィードバックし、質の高い教育を継続して実施していることも、優れた合格率につながった要因といえるでしょう。
2009年3月末に発表された社会福祉士国家試験でも、武蔵野大学は新卒合格率で首都圏57大学中第1位という成績を収めました。
公務員、公認会計士、税理士を
目指す新プログラム始動
一方、政治経済学科は2010年度から社会を牽引する人材を育てるエグゼクティブ・プログラム(3)を導入します。高い向学意欲を持つ学生のための選抜クラスで、さらなるステップアップを目指します。
特に公務員、公認会計士、税理士を目指す志の高い学生には、最高で約500万円(学納金相当額+特別講座受講料)の育成型特別奨学金を支給します。
時代のニーズを汲みながら、次々と改革を進める武蔵野大学。今後も目が離せません。
武蔵野大学のブランドステートメントはLinking Thinking。
人と人、思考と思考、考え方と生き方の関係性を理解し社会創造への貢献を目指す。

(2)武蔵野大学の基本目標 Awakening(無数の縁からなる自己と社会に目覚めること)、Link(共創できる実践力を鍛えること)、Growth(次代を切り拓く)の3つを基本目標に掲げている。具体的には、Awakeningについては、1年次に建学科目を必修とし、人生の真理に目覚めるきっかけを提供している。Linkでは、企業や行政、NPO法人などと協力して社会貢献に取り組む授業「環境プロジェクト特別演習」などを行っている。Growthでは、学生の主体的な活動を展開。学生自らオープンキャンパスの企画・運営を行うなど、広範囲な広報活動を学生主体で行っている。
(3)エグゼクティブ・プログラム 公務員、税理士、公認会計士、リーディングカンパニーや大手出版社・新聞社への就職などを目指す意欲ある学生のために「エグゼクティブ・プログラム」を設置。教育内容・サポート体制をクラス毎の専任教員がきめ細かくコーディネートし、目標達成に向け教職員一体となって試験直前まで徹底した合格指導を行い、強力に支援する。
