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2009年、創立120周年を迎え
世界との繋がりを深める改革を推進

1889年創設の関西学院を母体に、長い歴史と伝統を礎として、関西学院大学は今さまざまな改革に取り組んでいます。在学4年間で2学部を卒業できる「ジョイント・ディグリー制度」や、国連と提携し学生ボランティアを海外派遣する「国連ボランティア計画提携プログラム」など先進的なプログラムのほか、2009年4月には、10番目の学部となる教育学部を開設。現代の複雑で多様化した教育問題に対応できる質の高い教育者の育成を目指します。さらに、2010年には国際舞台で活躍できる真の実力に満ちた「世界市民」の育成をめざし、国際学部を開設。「改革力の関西学院大学」として、大きな注目を集めています。

日本初、在学4年間で2学部卒業可能な
ジョイント・ディグリー制度

関西学院大学は、最短4年間で2学部を卒業できる「ジョイント・ディグリー制度」を2004年に日本で初めて導入しました。この制度を活用すれば、社会学部の卒業単位を3年間で修得して早期卒業し、法学部の4年生へ編入、計4年間で社会学部と法学部の両方の学位を取得してロースクールに進学するなど、複数の専門分野にわたる、高度で多角的な学びを実現させることができます。

この制度の導入に先立ち、関西学院大学では「複数分野専攻制」(MDS)を実施してきました。MDSは入学学部以外の学部の講座を履修可能とする制度で、ジョイント・ディグリーはMDSをさらに発展させた制度といえます。

ジョイント・ディグリーで学ぶには、このMDS履修者であることが前提です。2年生から2つ目の学部学科の履修を始め、早期卒業制度を利用して3年間でいったん卒業します。続いて副専攻となる学部の4年に編入し、1年間で残りの卒業単位を履修すれば、4年間で2学部を卒業したと認定されます。このほか、4年間で最初の学部を卒業し副専攻の4年生に編入したり、3年で早期卒業し副専攻の学部へ3年生として編入することもできるなど、学生の学びのスタイルに合わせて柔軟に対応できるシステムが用意されています。

早期卒業制度は社会、法、経済、人間福祉学部の入学生が対象で、4年次編入制度は文、社会、法、経済、商の5学部で実施しています。関西学院大学ではこの制度を今後、全学部に広げる方針を掲げています。このほか、学部ごとに決められた範囲内で他学部の専門科目を履修できる「他学部履修制度」も設置しています。

世界3校目、学生に国際的視野を育む
国連ボランティア計画と提携

25か国・地域に及ぶ海外協定校と国際交流を進めてきた関西学院大学は、国際社会に貢献できる人材育成制度も導入しています。それが国連ボランティア計画(UNV)との提携によるシステムです。2004年から、学生をボランティアとしてスリランカ、モンゴル、ベトナムなどに派遣し、UNITeS(国連情報技術サービス)と呼ばれる国連の新規事業で活動を行っています。

UNVとの協定締結はアメリカ、スペインの大学に次いで、関西学院大学が世界で3番目、アジアでは初めてのこと。5年間で40人を超す学生がこの制度を利用し、国連やNGOのスタッフとともに、先進国と途上国との間の情報格差解消を目指し、現地の人々にインターネットなど情報通信技術の普及支援活動を行っています。派遣は半年間。全学生に参加のチャンスがあり、任務を遂行した学生には単位が認定されるほか、UNVからの修了証書も与えられます。

 

このほか、過去10年間で毎年約20人の学生をニューヨークの国連本部に派遣し、研修を受けたり、国連職員を招いて国際機関への就職希望者のためのキャリアフォーラムを開催するなど、国連と連携したさまざまな取り組みも実施しています。

教育の一環として、国連とともに国際ボランティアに学生が参加できるのは、国連と深い繋がりを築き上げてきた関西学院大学ならではの特徴となっています。

2010年、国際学部を開設

関西学院は、創設期から「世界市民」として社会に貢献する人材の育成に力を入れてきました。これまでも国際性に富んだ卒業生を多く輩出してきましたが、その使命をさらに果たすため、2010年4月に国際学部を開設します。

高い外国語能力を修得し、人文・社会科学の学際的な観点から、日本や世界の諸事情を多面的に理解・分析できる能力を養成します。特に、人や経済の交流において、日本と密接な関係をもつ北米・アジア地域の文化・言語、社会・ガバナンス、経済・経営の3領域に関する教育に主眼を置き、「北米研究コース」と「アジア研究コース」の2コースを設置。3領域2コースの複合的な視点で、国際的な諸課題にアプローチします。

国際学部では多角的な学びを通して、世界全体を見渡せる柔軟な思考力と幅広い視野を身につけ、国際的なビジネス・市民社会で活躍できる人材を育てます。

■カリキュラムの特色

1、2年生では国際理解、世界理解に関する入門的科目、基礎的科目および基礎演習科目を幅広く学びます。その後、3年生で「研究演習I」または英語で行われる「Research Seminar I」を履修することにより北米研究コースとアジア研究コースに分かれ、専門的な学びを深めます。国際専門科目には「地域」をキーワードにした科目を多く配置。タテ軸に学問領域(文化・言語、社会・ガバナンス、経済・経営)を設定し、ヨコ軸に地域(北米研究、アジア研究)を設定した幅広い科目群から複合的かつ学際的な学習が可能です。
■充実した言語教育

国際学部は4年間の外国語教育に力を入れており、コミュニケーションの道具として使える2言語の修得を目指します。第1外国語として、英語、中国語、朝鮮語の計3言語、第2外国語として英語、中国語、朝鮮語、ドイツ語、フランス語、スペイン語の計6言語を開講(留学生は日本語のみを必修とします)。特に第1外国語は1年生から4年生まで全学年で授業を開講し、なおかつ3年生までは週4コマの授業で集中的に外国語能力を身につけられるカリキュラムを用意します。授業では、多数のネイティブ教員による指導のもと、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能をバランスよく学びます。国際学部では言語教育科目以外にも、海外留学や英語で行う専門科目等、外国語能力を重点的に養成するプログラムを用意します。

 

地域や社会との結びつきを通して、
広く世の中に貢献する世界市民の育成を目指す学府として、さまざまな改革が推進されている。
ジョイント・ディグリー制度履修モデル
(1)Mastery for Service 第4代院長のC.J.L.ベーツ博士は、キリスト教主義による学院教育を“Mastery for Service”と言い表し、以来、スクール・モットーとして受け継がれている。「奉仕のための練達」と訳されるこのモットーは、「自己修養(練達)」と「献身(奉仕)」の両方を実現することにこそ、真の人間の生き方があると説いている。
(2)国連セミナー 夏季休暇中に国連本部や世界銀行などを訪れ、世界の諸問題や国際関係、国際協力などのあり方を学ぶセミナー。渡米前には各機関や国際問題について集中的に学習し、参加者全員で事前準備を行う。渡米後は国連全体のガイドツアーや説明会に始まり、UNICEF(国連児童基金)やUNDP(国連開発計画)などの国連機関を訪問。国連の上級職員からのレクチャーやワークショップなどを受講する。
(3)国連学生ボランティア 途上国が抱える問題解決に取り組むため、学生をボランティアとして途上国へ派遣するプログラム。関学は国連ボランティア計画(UNV)と協定を結び、2004年から途上国へ学生を派遣。現地でコンピュータの初心者教育やウェブサイトの作成などの活動に従事する。
(4)MDS 複数分野専攻制(Multidisciplinary Studies)。入学した学部に在籍しながら、もう一つの学部に属しているようにして学ぶことができるシステム。プログラムによってはゼミにも属せ、論文作成の指導を受けることも可能。学部の枠を越えた学習領域を学ぶことで、幅広い知識と深い専門性を修得できる。
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