資料請求カート

開く

現在、以下の学校を「資料請求カート」に登録しています。「資料請求カート」に登録できる学校は20校まで。別の学校を登録したい場合は、リストから「削除」ボタンで登録を削除して下さい。

「資料請求カート」の登録情報は、アクセスを中断すると消えてしまいます。ご注意下さい。
    ※現在登録されている大学はありません。
    ※「資料請求カート」に登録できる学校は20校までです。 資料を請求する

    【2015年度版】グラビア特集 「知」の空間を探訪する

    東京大学 ・ 安田講堂

     東京大学本郷キャンパスには、赤門(旧加賀屋敷御守殿門)や三四郎池(育徳園心字池)など歴史的に貴重な建造物やスポットが数多くありますが、なかでも東大のシンボルとして親しまれているのが、この安田講堂です。

     安田財閥の祖・安田善次郎の寄附により、1925年に竣工。わが国を代表する建築家で、後に東京帝国大学第14代総長に就いた内田祥三が基本設計に携わりました。その調和のとれた、力感あふれる威容を前にした学生は、「東大に来た」ことを改めて誇らしく感じることでしょう。96年12月には第1回の登録有形文化財として登録されています。

    京都大学 ・ 百周年時計台記念館

     京都大学建築学科の創設者で、明治・大正期に活躍した建築家・武田五一が設計し、1925年に完成した「時計台」。以来、90年近くにわたって、京都大学のシンボルとして親しまれてきました。

     2003年12月には、創立百周年記念事業の一環として、最新の免震構法を取り入れた改修工事を完了。外観や内装の雰囲気は、かつての伝統ある姿そのままに、新たに「百周年記念ホール」や「国際交流ホール」などを備えた学術交流の場「百周年時計台記念館」として生まれ変わったのです。

    青山学院大学 ・ 間島記念館

     関東大震災後の校舎復興に際し、校友・間島弟彦氏が母校に図書館の建設費寄付を申し出られ、間島氏の死後、愛子夫人が氏の遺志を継いで1929年に間島記念図書館を建設。現在は「間島記念館」として当時の姿をとどめています。

     青山キャンパス正門から正面奥に見えるコリント様式の外観の間島記念館は、青山学院の歴史と伝統の象徴です。

     なお、2008年3月、間島記念館は「意匠的にすぐれた近代洋風建築であり、保存状態が極めて良好である」との評価を受けて、国登録有形文化財(建造物)に登録されました。

    慶應義塾大学 ・ 三田演説館

     三田演説館は、明治8年5月1日に開館した日本で最初の演説会堂です。昭和42年6月には重要文化財に指定。構えは木造瓦葺、洋風、なまこ壁で、一部2階建になっており、内部はアメリカ中西部の教会を思わせる設計です。

     ここでは多くの著名人が演説をしてきました。日本で初めて演説を行ったのは、創立者・福澤諭吉とその門下生数名で、実際にこの会堂でも演説を行いました。また、慶應義塾出身者として初めて総理大臣になった犬養毅や、黄熱病の研究で有名な野口英世などもそのうちの一人です。開館当時の様子を今に伝える三田演説館は、慶應義塾の伝統と先進性を象徴する建築物といえるでしょう。

    中央大学 ・ 2号館(後楽園キャンパス)

     2号館は理工学部の最先端の教育研究拠点であり、現在、4学科(都市環境学科、精密機械工学科、生命科学科、人間総合理工学科)の研究実験施設が設置されています。

     構造面では省エネルギーへの配慮をはじめ、より高い耐震性を担保すると同時に、内部は可能な限り柱をなくすことで、研究内容の変化に応じて容易に間仕切りが変更できるフレキシビリティーを確保するなど、さまざまな技術的工夫が凝らされています。また、建設に伴って伐採された樹木を再利用したベンチや新たな試みを加えたアメニティーなど、“継承”と“創造”を表現した施設となっています。

    法政大学 ・ 55年館ホール

     法政大学建築学科の礎を築いた建築家・大江宏教授の設計による、市ケ谷キャンパスでも最も古い歴史を誇る「55年館」。そのホールの正面には、『論語』の有名な一節「学而不思則罔 思而不学則殆」(学んで思わざればすなわち罔[くら]し、思って学ばざればすなわち殆[あやう]し)の言葉が掲げられています。これは、わが国の大正・昭和期を代表する経済学者で、法政大学の総長も務め「大学の飛躍的発展」に尽力した大内兵衛(在任1950~1959)の筆によるもの。訪れる学生たちも思わず足を止める、知の威厳に満ちたそのレリーフは、学問の府としての法政大学の根本理念をよく表し、その目標を指し示しています。

    明治大学 ・ 明治大学博物館

     駿河台キャンパスにそびえるツインタワーの一角、アカデミーコモンの地階を占める明治大学博物館。収蔵品の充実と調査・研究に努め、学部・大学院の特色ある教育研究に資するとともに、社会に開かれた「知」の窓口として進化を続けています。

     常設展示室は、漆器、染織品、陶磁器などの工芸製品を紹介する「商品部門」、歴史的な法や国内外の拷問・処刑具など人権抑圧の歴史を語り伝える「刑事部門」、旧石器時代から古墳時代にいたる、明治大学の考古学研究の粋を集めた「考古部門」から構成。このほか、多彩な教育研究資源を公開する展覧会や講演会、体験学習型講座などのプログラムも実施しています。

    立教大学 ・ 本館(モリス館)

     1874年、創立者ウィリアムズ主教により築地に開設された立教学校(1907年立教大学に改称)は、1918年に現在の地・池袋に移転しました。その際に、米国聖公会宣教師アーサー・ラザフォード・モリス氏の寄付によって建てられたのが、「モリス館」の名で親しまれている立教大学のシンボル・本館です。

     震災と戦災をくぐり抜けた、つたの絡まるチューダー様式の美しいレンガ建築は、東京都選定歴史的建造物にも選ばれました。中央時計台の時計はイギリス・デント社製、動力は分銅式で、今日でも5日に一度、手で巻かれています。歴史的建造物としての価値を維持するため、2011年度に耐震補強・改修工事を実施しました。

    早稲田大学 ・ 坪内博士記念演劇博物館

     “演劇の早稲田”のシンボルである演劇博物館は、日本で唯一の演劇専門の博物館です。1928(昭和3)年10月、坪内逍遙博士が古稀の齢(70歳)に達したのと、その半生を傾倒した「シェークスピヤ全集」全40巻の翻訳が完成したのを記念して、各界有志の協賛により設立されました。

     錦絵46,800枚、舞台写真400,000枚、図書255,000冊、衣装・人形などの博物資料159,000点など、およそ百万点にもおよぶ膨大なコレクションは、80年以上培われた“演劇の歴史”そのものといえるでしょう。年数回の企画展と、日本演劇の歴史を概観できる常設展があり、一般の方も無料で利用できます。

    同志社大学 ・ クラーク記念館

     1893(明治26)年に竣工(国指定重要文化財)。アメリカのB.W.クラーク夫妻がアメリカン・ボード(海外宣教団体)に申し出た寄付金をもとに建てられました。設計はR.ゼール。塔屋が印象的なこのレンガ建築は、同志社のシンボル的存在です。

     老朽化のため、5年間にもおよぶ大規模な修復工事を行い、2008 年3月、創建当時の姿に復原されました。なかでも2階の講堂は、「クラーク・チャペル」と命名され、礼拝をはじめ講演会や結婚式など、同志社のキリスト教主義の発信地として、また人々のメモリアルな場として、広く利用されています。

    立命館大学 ・ 大阪いばらきキャンパス

     2015年4月、大阪府茨木市に大阪いばらきキャンパス(OIC)を開設します。経営学部・経営学研究科、政策科学部・政策科学研究科、テクノロジー・マネジメント研究科、経営管理研究科が移転し、さらに2016年4月には総合心理学部の設置を構想しています。

     都市型の立地を活かして、産業界や行政機関等との一層の連携による教学展開とともに、立命館学園の社会連携のフロントライン、交流拠点としての機能を整備します。

     キャンパス全体をラーニング・プレイスと位置づけ、あらゆる場所で、いつでも、どこでも、誰とでも学びあうことができ、「学生文化の発信拠点」として、地域そして世界に開かれたキャンパスとして、学生の活動を大学内外へ発信する機能を高めます。

    関西大学 ・ 千里山キャンパス

     阪神甲子園球場の約9倍、総面積約35万㎡の広さを誇る千里山キャンパスは、都心に近い好立地でありながら緑豊かで、10学部(法、文、経済、商、社会、政策創造、外国語、システム理工、環境都市工、化学生命工学部)の学生と大学院生が学ぶ文理融合型のキャンパスです。

     学生の活気と自由な気風に満ちた学びの空間には、学舎を中心に、研究施設や多目的ホール、グラウンド、温水プール、食堂、書店などあらゆる施設が充実。なかでも、総合図書館(写真)の蔵書数は210万冊を超え、来館者は年間約73万人に上ります。また、凜風館(総合学生会館)では屋上緑化や風力発電、雨水の利用など、環境問題にも積極的に取り組んでいます。

    関西学院大学 ・ 時計台

     関西学院大学の西宮上ケ原キャンパスは、日本で活躍した建築家W.M.ヴォーリズの設計。1929年の移転以来、その美しさを誇り続けています。

     赤い瓦屋根とクリーム色の壁の「スパニッシュ・ミッション・スタイル」で統一されたキャンパスの中心に位置するのが、関学のシンボル「時計台」です。今日もなおその優美なたたずまいで、学生・教職員の知的探究の時を刻んでいます。このように、開学当初から国際色豊かな環境で教育を行ってきた関西学院大学では、文部科学省も推進・支援する「実践型“世界市民” 育成プログラム」を展開。世界を変える創造的な人材の育成に力を注いでいます。