中学・高校ニュース

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安田学園中学校・高等学校

中学先進コース

 グローバル社会に貢献する人材の育成を目指す安田学園は、今年、共学化を迎え、昨年新設した先進コースは男子26名、女子16名の42名(2クラス体制)となった。自ら問題を発見し、地球規模の問題を解決できる創造的学力を身につけたグローバルリーダーを育成する。

 論理的に考える探究力を育成するため、独自の授業である「探究」を実施している。個人やグループで気づいた疑問について仮説を考え、調査・観察などを行う。答えが明確に出ない疑問に意欲的に取り組み、議論や発表を行うことで、探究力とコミュニケーション力を養う。中学1年は「自然」、中学2年は「人間と自然」、中学3年は「人間社会」という学年で定められたテーマについて野外探究を行う。さらに個人で課題を設定して探究を進め、論文にまとめる。高校2年ではその論文を英国の大学生に英語でプレゼンし、ディスカッションする予定だ。このような、論理的に考え自分の力で表現する本質的な学ぶ力は東大の入試問題で求められる力でもあり、受験に向けた主体的な学習姿勢へとつながっている。

 高い学力と自ら考える力を育てるため、授業では理由を言って答えることを習慣化している。また、英語の授業では、問題集の答え合わせを小グループで行う際、教師は正解を配布しない。生徒は自分の答えを根拠に仲間と話し合い、正解を決める。合意できなければ、辞書で調べたりして議論する。このように考えて学ぶことで知識が記憶に残るとともに、論理的に考える力も育成される。さらに、中学3年でカナダ語学研修を行い、高校2年の英国でのプレゼン・ディスカッションに備える。

 「探究」の授業で培った本質的な学び力は難関大学現役合格を実現する力となり、グローバルリーダーとしての資質となる。

【2014年中学入試でもっとも難化した学校】
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 安田学園は2014 年の中学入試でいちばん偏差値が上昇した学校である。6 回の入試すべてが上昇したが、なかでも「先進コース」の入試回の上昇が著しい。
 論理的に考える探究力を育成するという「先進コース」の学びの方向性が、知的な保護者、高学力の受験生の支持を受けたということだろう。このコースで、主体的な学習姿勢を身につけた生徒たちは、難関大学への挑戦でもきっと高い実績を上げるにちがいない。

安田学園中学校・高等学校
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